新たな対韓国処置へ
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旧朝鮮半島出身労働者問題

経済産業省は1日午前、軍事転用が容易とされる「リスト規制品」の韓国への輸出管理体制を見直し、テレビやスマートフォンの有機ELディスプレー部分に使われるフッ化ポリイミド、半導体の製造過程で不可欠なレジストとエッチングガス(高純度フッ化水素)の計3品目について、4日から個別の出荷ごとに国の許可申請を求める方針を正式発表した。
(中略)
リスト規制品以外の先端材料の輸出についても、輸出許可の申請が免除されている外為法の優遇制度「ホワイト国」から韓国を除外することも発表した。

G20が終わってすぐ6月30日には記事になり始め、7月1日に正式発表。条約違反状態の韓国に着々と計画的に圧力をかける方針だったようです。仲裁委員会の期限日といい、じわりじわりと締め上げていこうという意図が見えます。

今回の件も「輸出規制」ではなく「輸出許可申請を求める方針」への状態への対応変更ということですので韓国が日本に行っている「輸入禁止処置」に比べたらぬるいものです。しかし、フッ化ポリイミド、レジスト、エッチングガスの三品目は韓国のGDPの大半を占める電子機器産業に重要なものなため、手続きに時間がかかるようになると安定した供給ができなくなると死活問題。中国並みにいやらしい手だと思います。

そもそもホワイト国とはなんぞやとなったのですが、経済産業省に説明が載っていました

要は軍需産業の転換できる技術を使っている製品の輸出規制管理をしっかりやっている国であると認定している国のことで、それらに国に関してはその製品の輸出規制はゆるやかにしているようです。つまり日本は韓国に対し、輸出規制管理が怪しくなったと認定したということです。

これに対し韓国は1日から対策会議を始めているようですが、「世界貿易機関(WTO)提訴などの対応措置をする」こと以外はまだ決まっていないようです。6月30日にトランプ大統領が金正恩と面会したことの喜びが吹っ飛んだ感じですね。昨年10月から日本に喧嘩を売っているというのに喧嘩を買われることを想像できなかったとしか思えないここまでの韓国政府の諸対応。変化があるかどうか。

現在進行中の対韓国措置

  • 安全保障貿易管理における補完的輸出規制(キャッチオール規制)のホワイト国指定から韓国を除外(2019年8月~)
  • フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの3材料の輸出管理の厳格化(2019年7月4日~)
  • 日韓請求権協定に基づく第三国指定による仲裁委設立を要請(2019年7月18日期限)
  • 日韓漁業協定 相互EEZ内入漁の停止(2016年6月~)
  • 日韓通貨スワップ協定の取り決め協議停止(2017年1月~)
  • 在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ(2017年1月~)
  • 日韓ハイレベル経済協議の延期(2017年1月~)

日本独自の北朝鮮制裁内容

  • 北朝鮮の貨客船、マンギョンボン号の入港禁止(2006年7月~)
  • 原則、北朝鮮当局の職員の日本への入国を認めない措置(2006年7月~)
  • すべての北朝鮮籍船の入港を禁止(2006年10月~)
  • 北朝鮮からのすべての品目の輸入禁止(2006年10月~)
  • 特別な事情がないかぎり、北朝鮮国籍の人の入国を認めない(2006年10月~)
  • 北朝鮮向のすべての品目の輸出などを禁止(2009年6月~)
  • 大量破壊兵器や弾道ミサイルの計画などに関わる団体や個人に対し資産凍結の措置(2009年6月~)
  • 北朝鮮の港に寄港したすべての船舶の日本への入港禁止(2016年12月~)
  • 北朝鮮に本社を持つ19団体が日本国内に保有する資産を凍結(2017年12月~)
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