歴史ネタ:高麗の徐熙(ソ・ヒ)将軍
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英雄のいない朝鮮半島

韓国で英雄というとよくて李舜臣、悪くて安重根ぐらいしか挙がってきません。この二人も何か成し遂げたのかというと、歴史学的に結果は何も残せなかったといってもいいと思います。日本に対抗したということだけで持ち上げるのではなく、版図を広げた人物や文化的に発展に寄与した人物をもっとリスペクトしたほうがよいと個人的には思うのですが、なぜかそういう方向となると人気がないのが韓国の歴史認識のように感じてます。

そんな韓国の歴史的人物の扱いですが、現在の厳しい状況を打破しようという記事に高麗時代の人物を取り上げていたのでどんな人物なのかかなり期待して調べしまいました。

徐熙(ソ・ヒ)将軍という人物

この戦争はアベの誤った判断によって始まっただけに、その誤った判断の弱点を探して賢くうまく対処すれば、私たちは先進国の席を確かにつかみ、本当に日本に勝つことができる絶好の機会になりうる、という希望的な目標と肯定的な判断を持たなければならない。
今、何より重要なことは祖国・大韓民国と韓民族という名のもとで味方を士気の高いワンチームにして力を最大化することだ。また、同時に高麗・成宗の時の徐熙(ソ・ヒ)将軍が契丹の侵略前に契丹を緻密に把握し、論理的な外交談判を行って彼らを血一滴流さずにはね除け、江東(カンドン)6州まで獲得する大勝をおさめた歴史の事例を鏡としなければならない。

記事で言っていることは大したことはないので読む価値はありませんでしたが、こういう団結を呼びかけるときに取り上げている徐熙(ソ・ヒ)将軍とはいったいどんな人物で、高麗は侵略してくる契丹に対し、いったいどのように対応したのでしょう。このころの契丹は最盛期で遼を打ち立てた高麗にとって脅威になっていた民族です。記事によると外交により無血交渉にて版図を広げたということになっています。

南進する遼軍は清川江で高麗軍の激しい抵抗に遭い黄海道の鳳山城を占領した[10]。 高麗朝廷は、使者の朴良柔を遣わした。訪れた使者に対して蕭恒徳は西京(平壌)以北の割譲と、黄州から慈悲嶺を国境にすることを要求した。報告を聞いた高麗朝廷では臣下たちの意見が分かれたが[8]、最終的に成宗は中軍使の徐煕を派遣して和議を申し込んだ[1]。 高麗は遼に対して罪を請い、「朝貢」、「遼の年号使用」、「宋との断交」、「高麗は遼へ捕虜を返還する(遼は高麗の捕虜を返還しない)」、などの比較的緩い条件で和議を成立させ、「江東6州」の権利を下賜された[11][12]。 成宗は自ら礼成江まで徐煕を迎えに行き、労をねぎらった[8]。翌994年、徐煕率いる高麗軍は女真族を平定した[8]。高麗は「江東6州」に城塞を築き、国境線を鴨緑江まで広げた[13]。

「江東6州」を得たとはいえ、「朝貢」、「遼の年号使用」、「宋との断交」、「高麗は遼へ捕虜を返還する(遼は高麗の捕虜を返還しない)」という講和条件は、論理的な外交談判を行って彼らを血一滴流さずにはね除け、江東6州まで獲得する大勝なのでしょうか…。

韓国の歴史学は願望歴史観であり、「こうあるべきである」という結論で構成するファンタジーであるといわれているのは知っていて、これに関してもまとめたいなと思っているのですが、日本に勝つと気勢を上げる文章にこの人を持ってくるのはさすがにまずいんじゃないでしょうか…。それとも日本の要求を呑めっていう隠れ反ムンジェイン記事なんでしょうか。

ちなみにこの12年後の1010年にまた契丹の侵攻を受けて高麗の首都である開京は占領されてます。さらに1019年に再侵攻を受けるもこの時は撃退に成功、ですが最終的に1020年に降伏してます。

再侵攻を受けた理由は、講和条件を守らなかったから。約束を守らないのは1000年前から変わってないようです。ただ、高麗がこの時滅びなかったのは強かでしたね。

ここ最近の流れ

随時追加しています。

日時 事柄
8月19日 韓国外交部、在韓公使に福島原発事故汚染水処理めぐり説明を要求。この問題に日韓両国で取り組むことを提案。
韓国ムン・ヒサン国会議長の特使として来日したパク・チウォン無所属議員が自民党二階幹事長らと非公開会合。
金杉アジア大洋州局長、ビーガン米国北朝鮮担当特別代表と意見交換。
デビッド・バーガー米海兵隊総司令官、河野太郎外務大臣を表敬訪問。
8月20日 韓米合同軍事演習終了
2020年東京五輪の準備状況を各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)の代表に説明する選手団長セミナーにて、韓国代表団が福島食材に関して誹謗中傷。他国代表にも賛同を求め扇動したが効果はなかった模様。
8月21日 日中韓外相会談
日韓外相会談
韓国食品医薬品安全庁、8月23日から日本産の一部食品に対する放射性物質検査の回数を2倍にすると発表。
8月22日 韓国政府、日韓秘密軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄を発表。
韓国政府の外交努力に日本が答えなかったことが主原因であると表明
日本政府、ナム・グァンピョ駐日韓国大使を呼び出し抗議
アメリカポンペオ国務長官、カナダでの記者会見で失望したと述べる
アメリカ国防総省イーストバーン報道官、「強い懸念と失望」の声明
米国務省、「ムン・ジェイン政権に対し、GSOMIAの破棄を決めれば、同盟国の安全保障上の利益に悪影響を及ぼし、北東アジアの安全保障問題で文政権の大いなる思い違いを知らしめることになると繰り返し伝えてきた」と強く非難
8月23日 韓国キム・ヒョンジョン国家安保室第2次長、「アメリカが失望するのは当然だ」「この機会が韓米同盟関係をさらに一段階アップグレードできるきっかけになることが重要」と記者会見で述べる。
8月24日 北朝鮮、短距離ミサイル発射。
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉会合内で、日韓2国間会議。
8月25日 韓国軍、島根県の竹島で軍事訓練開始(~26日)
アメリカ国務省のオータガス報道官、「我々は深い失望と懸念を抱いている。この判断によって韓国の防衛はより複雑になり、米軍へのリスクも高まる」とツイッターで批判。
8月26日 イ・ナクヨン首相、国会予算決算特別委員会にて「日本の不当な措置が元に戻れば、わが政府もGSOMIAを再検討する方式が望ましい」と発言。
8月28日 日本政府、韓国のキャッチオール規制ホワイト国からの除外施行予定日。
8月 徴用工裁判の原告が差し押さえ中の日本企業の資産を現金化するとされている期日。
9月17日 国連総会
10月22日 天皇陛下即位礼正殿の儀
10月末 東南アジア諸国連合(ASEAN))+日中韓首脳会議
11月 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議
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