12月3日:ムンジェイン大統領ようやくコメント
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G20閉幕

 G20が終わりました。安倍首相は2日間という短いスケジュールの中、8つの2国間会談で北朝鮮問題から日露平和条約に関することまで精力的にこなしていましたね。
 一方、韓国のムンジェイン大統領は米韓首脳会談で釘を刺されたほかは3か国と首脳会談を行った模様。いずれも北朝鮮問題制裁緩和に関することだったようです。

安倍総理の会談相手 文大統領の会談相手
  • 日仏首脳会談
  • 日米首脳会談
  • 日米印首脳会談
  • 日中首脳会談
  • 日・トルコ首脳会談
  • 日EU首脳会談
  • 日アルゼンチン投資協定署名
  • 日露首脳会談
  • アメリカ
  • オランダ
  • 南アフリカ
  • アルゼンチン
北朝鮮問題をはじめ、日産問題や日中貿易摩擦問題、ロシアとの平和条約、アルゼンチンとの投資協定など多岐にわたる。 米国とは北の非核化で連携確認。その他の国には韓国の対北朝鮮政策への協力協議が中心

 日韓関係の視点から言うと、現在のごたごたにも関わらずどちらも歩み寄りはなし。解決しようとはどちらの国も思っていないということが明らかになったということ。
 北朝鮮問題の視点からいうと、日本が米中露と会談しているのにもかかわらず韓国はアメリカとは会談したものの30分という短時間に加え「制裁」に関して釘を刺されただけで終わり、中露とは会談を行えなかったということで完全に蚊帳の外に追いやられた印象。
 韓国にとっては深刻な状況のはずなのですが、どうしてこうなったのか韓国政府関係者に理解できる人がいる兆候はありません。

旧朝鮮半島出身労働者問題

 G20を終え、ニュージーランドに向かう飛行機の中、ついにやっとムンジェイン大統領から日本に関するコメントが出されました。1か月以上も遅い。

冷え込みが長期化している日本との関係について、「過去の歴史問題は別途、賢明に処理しながら未来志向の協力をしていかなければならない」と述べ、歴史問題とさまざまな分野の協力とを切り離す「ツートラック」という従来の立場を重ねて示した。

 しかし、出されたコメントは具体性のない内容。いつも通りの「ツートラック」「未来志向」のコメントでした。
 韓国人の言う「ツートラック」外交とは、
「歴史問題についての協議うまくいかない状況でも、経済関係はまた別の立ち位置で協議を続けて協力し合う」という「これはこれ、それはそれ」の意味ではなく
「歴史問題について日本を叱り続けるが、経済に関しては助けさせる」という意味。
 韓国人の言う「未来志向」とは
「現状にある問題を解決に導き、友好関係を樹立させるために努力していく」という意味ではなく
「韓国人が志向する未来に向かうこと」という意味です。
 韓国人が「未来志向」という単語を使うときにこのことを覚えていれば、だいたい言っていることが理解できるようになりました。ぶれない主観主義。
 韓国国内に日本に言うことを聞かせるから待ってくれという言い訳にしか聞こえません。

 日本の新聞記事でなく韓国の新聞の記事ですが、ついに年内リミットのいう話も出始めました。ソースが「韓日関係に精通した東京の外交消息筋」なので眉唾物ですが、期限を切るのは大事だと思います。
 ただ、それでも何もしないのがムンジェイン大統領だと思っています。そして、結局行動を起こさないのが日本政府でしたが、今回はどうなるか。

 そんな中、徴用工判決先送りした職権乱用として取り調べを受けていた朴炳大・前最高裁判事らの逮捕状請求。11月19日で取り調べを受けているというニュースがあったのですが、まだ逮捕ではなかったのですね。
 

ここ最近の流れ

日時 事柄
11月12日(月) 韓国、弁護士らがアポなしで新日鉄住金訪問。門前払いされるパフォーマンス。その後日本共産党と会談。
韓国国会、「日本強制徴用被害者賠償履行要求」決議案を発議
この日釜山で「日韓商工会議所会長団会議」の開催が行われる予定だったが開催延期。(18日報道)
11月14日(水) ASEAN首脳会議。
ムンジェイン大統領、参加各国に北朝鮮の規制緩和を訴えるも「完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な非核化」の議長声明採択を許す。
11月15日(木) 韓国政府、公式ページに「韓国政府が司法府の判決を尊重して被害者の傷を癒すために努力する」
「韓日両国の関係を未来指向的に発展させることを希望する」
「判決後に日本政府指導者らの過激な非難発言については深い憂慮と遺憾を表明」
という立場表明。
韓国の海洋調査船が竹島周辺の日本領海内に侵入。
11月17日(土) APEC首脳会議。安倍総理、ムンジェイン大統領と立ち話で終わる。
11月18日(日) ムンジェイン大統領、ソウルで行われた日韓協力委員会合同総会に「植民地時代は両国にとってつらい過去だ。しかし、つらいからといって真実から目を背けるわけにはいかない」というメッセージを送る。
同様に河野太郎外相、「韓国でそれ(未来志向の関係構築)に逆行するような動きが昨今、続いていることに強い懸念を抱いている」というメッセージを送る。
日本側代表の日韓協力委員会・渡辺秀央元参議院議員は「日韓関係では日本側が韓国の数十倍、努力しなければならない」という認識。
11月20日(火) 韓国海洋警察庁警備艦、日本海日本側EEZ内で操業していた日本漁船の排除行動。海上保安庁巡視船と対峙。
11月21日(水) 韓国、慰安婦財団の解散を発表。
11月22日(木) 河野外務大臣が会見。
11月24日(土) 韓国大統領府、南北鉄道調査が制裁の例外となったと発表。
11月26日(月) 韓国与野党議員が竹島上陸。
11月29日(木) 韓国、徴用工遺族らが起こした三菱重工業への訴訟2件判決。三菱重工業が双方とも敗訴。
日韓請求権協定違反。
11月30日(金) 日本政府、韓国政府が差し押さえを行った場合、在日韓国資産差し押さえを検討。
アルゼンチンにてG20開催。(~12/1)
12月3日(月) ムンジェイン大統領、ニュージーランドに向かう飛行機内で旧朝鮮半島出身労働者に関する判決から始まる一連の日韓問題に対して初のコメント。具体的な内容はなし。
日本政府、一連の韓国の対応を待つ期限が年内であるという一部報道。

12月14日(金) 日韓議員連盟総会。
12月31日(水) 在韓米軍駐留経費負担に関する特別協定更新期限
2019年
1月23日(水)
韓国、元勤労挺身隊らが起こした不二越に対する損害賠償請求訴訟の判決予定日。

経済指数

名称 終値 前日比
日経平均株価 22,574.76 +223.70(+1.00%)
韓国総合 22,131.93 +35.07(+1.67%)

メモ

2010年代年表進行中

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