韓国政府、今度は放射能レッテル作戦に切り替えか
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変わるムンジェイン大統領の言説

下手をすると韓国は終わるかもしれないと思っていた光復節も終わりました。8月前半までは日本と対決姿勢を見せていたムンジェイン大統領でしたが、なぜかトーンダウンして大人しい演説に終わったのはご存知の通り。

ムンジェイン大統領の言論の変節のタイミングは以下の通りです。

ムンジェイン大統領の言論の変節と関連出来事

7月12日 全国経済ツアー全羅南道務安での演説
「全南住民が李舜臣将軍と共にわずか12隻の船で国を守った」
7月15日 首席・補佐官会議での話
「日本の狙いがそこにあるなら決して成功しないだろう」
「日本経済に大きな被害が及ぶだろうと警告しておく」
8月2日 緊急国務会議の冒頭発言
「わが政府と国際社会の外交的な解決努力を無視し、状況を悪化させてきた責任が日本政府にあることは明確になった以上、今後起きる事態の責任も全て日本政府にある点を明らかに警告する」
日本政府、輸出管理を簡略化する優遇措置の対象国から韓国を除外する政令の改正を正式に閣議決定
8月5日 首席・補佐官会議
「南北間の経済協力によって平和経済が実現すれば我々は一気に日本経済に優位に追いつくことができる」
米中貿易摩擦激化が発端の世界同時株安
NYダウ株価が今年最大の下げ幅、韓国市場で50兆ウォンが吹き飛ぶ。KOSPIが2000を割り、ウォン安でドルウォン相場1200を突破。
8月7日 日本政府、輸出管理を簡略化する優遇措置の対象国から韓国を除外する政令の改正案公布
8月9日 韓国政府、日本産の石炭灰の放射能・重金属成分を直接全数調査を行う予定であることを発表。
8月9日 エスパー米国防長官と会談。
8月12日 首席秘書官・補佐官会議
「日本の経済報復へのわれわれの対応は感情的になってはいけない」
韓国産業通商資源省、韓国からの戦略物資の輸出に関連し、手続き簡略化の優遇措置を受けられる対象国から、日本を外す制度の改正案を発表9月中に施行予定。
8月15日 光復節74周年の記念式典演説
「今からでも日本が対話、協力の道に乗り出すなら、われわれは喜んで手を取る」
「公正に貿易し協力する東アジアを共につくり上げていく」
8月19日 金大中追悼式
「国民が豊かになる道、恒久的な平和を実現する道、韓日協力の道のいずれも前進させなければならない歴史の道」

8月5日の発言まで強気で8月12日の演説からトーンダウンしたところを見るに、この間に起こったKOSPIが2000を割り、ウォン安でドルウォン相場1200を突破した一時的な世界同時株安と9日のエスパー米国防長官と会談の二つに原因がありそうです。

元々韓国経済はムンジェイン大統領の政策により衰退していて、アメリカによる中国為替操作国認定ショックの衝撃を吸収しきれず8月20日現在もKOSPI2000、ドルウォン相場1200を回復できずにいます。そして韓国関税庁が公表した8月上旬(1-10日間)の貿易統計にて貿易収支黒字がついにストップしたという記事が出ています。

エスパー米国防長官と会談で表沙汰になっているのは「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)継続」についてアメリカが延長を促したことと韓国側が難色を示したことくらいです。これ自体十分重大な懸念ですが、非公開部分で何が話し合われたのか詳細が報道されておらず、ここに決定的なムンジェイン大統領のトーンダウンした原因となった話があるのかもしれません。

韓国政府の報復

ムンジェイン大統領がトーンダウンしたとはいえ、韓国による対日本報復は実行していく予定のようです。

韓国政府が言動不一致なのはいつものことですので驚きは特にないのですが、日本政府が分かりやすく示している関係改善の方法には触れず対決姿勢を強めています。

韓国政府が発表し実行予定の対日報復

8月8日 日本産の石炭灰の放射能・重金属成分を直接全数調査を行う予定であることを発表。年間4回から約400回に増加させる。
8月12日 韓国産業通商資源省、韓国からの戦略物資の輸出に関連し、手続き簡略化の優遇措置を受けられる対象国から、日本を外す制度の改正案を発表9月中に施行予定。
8月16日 日本とロシアから輸入する廃プラスチックや廃タイヤ、そして廃バッテリーの3品目について放射性物質の検査を強化すると発表。3ヶ月に1回から1か月に1回に調整する予定。
8月19日 在韓公使に福島原発事故汚染水処理めぐり説明を要求。この問題に日韓両国で取り組むことを提案。

ここから見えてくるのは「日本は放射能国家」であるというレッテル貼りによる東京オリンピック妨害でしょうか。

福島産の農産物輸入制限がWTOで認められているため、この辺りはギリギリ大義名分が立つかもしれませんが、あまりにも露骨で下品です。

この韓国の攻撃に日本は勝っても得るものはなく、負けると大損するという不条理な構図。こんなレッテル張りをしてくるような韓国に元のさやに戻すだけの価値があるのでしょうか。これで日本に圧力をかけているつもりでいるのが理解不能です。普通に考えれば日本における韓国への信用度の低下の理由がまた一つ増えただけと思えるのですが、狡猾な韓国はこれをまたディスカウントジャパン運動の一つとして展開していくのでしょう。

日本政府はこのことに対してどう対応していくのか、注目しています。

ここ最近の流れ

随時追加しています。

日時 事柄
8月15日 日本、終戦の日
韓国、光復節
ムンジェイン大統領、これまでの対決姿勢と異なり日本と対話するという演説を行う。ただし、具体的な内容はなし。
8月16日 北朝鮮、短距離ミサイル発射。
韓国政府、日本とロシアから輸入する廃プラスチックや廃タイヤ、そして廃バッテリーの3品目について放射性物質の検査を強化すると発表。3ヶ月に1回から1か月に1回に調整する予定。
8月19日 韓国外交部、在韓公使に福島原発事故汚染水処理めぐり説明を要求。この問題に日韓両国で取り組むことを提案。
韓国ムン・ヒサン国会議長の特使として来日したパク・チウォン無所属議員が自民党二階幹事長らと非公開会合。
8月20日 韓米合同軍事演習終了
8月21日 日中韓外相会談予定
8月28日 日本政府、韓国のキャッチオール規制ホワイト国からの除外施行予定日。
8月 徴用工裁判の原告が差し押さえ中の日本企業の資産を現金化するとされている期日。
9月17日 国連総会
10月22日 天皇陛下即位礼正殿の儀
10月末 東南アジア諸国連合(ASEAN))+日中韓首脳会議
11月 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議
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