竹島問題について韓国の中学生が島根県の中学に手紙
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竹島問題

11月下旬に韓国の中学校の生徒が島根県の中学校に41通の手紙が届いたそうです。10月25日が韓国の「独島の日」に当たるのでもしかするとその日に授業の一環として書いたものなのかもしれません。

島根県報道発表資料にその手紙の日本語訳もついていました。韓国の中学校で竹島についてどういう根拠で領有を主張しているのかが分かるようになっています。

  1. 三国史記に西暦512年新羅が于山国を服属して領土とした記録がある
  2. 1877年日本明治政府の太政官でも鬱陵島・独島が日本と関係ないと認めている。
  3. 世宗実録地理誌、高麗史地理誌などに独島が朝鮮領、即ち韓国領であることが記録されている。
  4. 1696年、安龍福が抗議して日本が謝罪しては出漁禁止にした
  5. 1900年大韓帝国勅令第14号に独島が韓国領であることが再確認され、1946年連合国総司令部も独島が韓国領であることを再確認している。

内容は中学生というのに高圧的で儒教的な上から目線で「教えてあげる」という文体で将来が不安です。韓国でどういう動きが行われていいるのかは産経新聞に報道がありました。

 独島体験館の中学生ボランティアたちは、その副教材の論理に沿って、日本側の文献や資料を批判しながら、独島がなぜ韓国領なのかを説明していた。韓国では、「竹島は日本領だ」と教えられた日本人に対して、独島は韓国領だと「日本人に教える」ことができるように教育がなされている。

日本に教えてあげるという運動を学生を使って行っているという。正直あまり気持ちのいいものではありません。韓国人は日本に対して「軍国主義」や「全体主義」という批判を行っているのを見るのですが、自己批判を本当にしてほしい。主観主義なので省みるということができないのは重々わかっているのですが、出来の悪いピエロを見るのは居たたまれなく思います。

これに対し、島根県竹島問題研究会の方が丁寧に反論のお手紙を送ったそうです。

  1. 『三国史記』の于山国はどう見ても欝陵島であり『三国遺事』で詳細が記されているので証拠にならないこと
  2. 『東国文献備考』に書かれている内容を元に「于山」を「松島(現竹島)」としているけど、それを言ったのは17世紀の安龍福で、15世紀の「世宗実録地理誌」に一致するとは限らないし、『三国遺事』と矛盾しますよ。
  3. 安龍福が鳥取藩の藩主と交渉した事実がないですよ。
  4. 「太政官指令」や「勅令第 41 号」等についても、資料は鵜呑みにせず文献批判が必要ですよ。

内容を抜粋したものです。「竹島外一島」と「大韓帝国「勅令第四十一号」」についてはややこしいので詳細は省いたという感じでしょうか。どちらにせよ李氏朝鮮が竹島を1905年までに実効支配していたという証拠は皆無ということを丁寧に伝えた感じです。

しかし、主観主義の韓国では「でたらめ」「捏造」で終わる可能性が高いでしょうね。地道にこのような反論を行って他国に理解してもらって外堀を埋めていく必要があると思います。

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